【学ぶ】ジュガの絶対ルール⑤感情の追求

人間には「喜怒哀楽」の感情がありますが、感情は人間の体の様々な動きを制限したり、強制したり、さらに体に様々な変化をもたらします。

例えば「恐怖」の感情は下の方向に体がストンと落ち、力が入らなくなります。

恐怖の感情に支配されてしまっている人はエネルギーが使えず、ベッドから起き上がったり、ご飯を食べたりといったエネルギッシュな活動ができなくなります。

一方で「怒り」は上にエネルギーが向かい、メラメラと燃え上がるように力が入る。

一見良いことのように思えますが、常に怒りの感情に支配されている人は、身体に常に力が入り柔軟な動きが制限されます。

また、怒りの状態では人の体は常にガチガチの緊張状態です。

この状態が長く続くと、常に不必要なエネルギーが消費され、またストレスが溜まって体臭が強くなるなど身体的な影響が出てしまいます。

このように、感情に「支配」されてしまうと、人間の体は動きが制限され、体にも大きな変化が起こります。

ですが、この感情の持つ特性やエネルギーをうまくコントロールし、感情のエネルギーを五臓六腑や体に伝えて動かすことで、「自分の体をより綺麗に、安全に、そして自由自在に動かすことができる」ようにもなります。

例えば体を上に伸ばしたいときは、怒りの感情に少しスイッチを傾ける。

逆に過度に入ってしまった力を抜きたいときは、恐怖や悲しみの感情にスイッチを傾ける。

もう少し詳しく説明すると、ジュガでは「Body」「Mind」「Spirit」、この3つに体を分けて考えます。

この中の「スピリット」というのは自分の中の「絶対的な存在」の事で、魂とか、他にも神とか王とか、会社で言えば社長のようなものです。

「ボディ」はその名の通り自分の物理的な土台、人の体そのものだったり、会社で言えば実際に業務をこなす社員のような存在です。

そしてその真ん中にある「マインド(感情)」は、自分の「スピリット(絶対的存在)」と「ボディ(物理的な土台)」を結びつけるものです。

マインドはいわば潤滑油のようなもので、マインドを使ってボディを動かすことで、スピリットが喜んでスムーズにボディに呼応してくれる。

すると人の体というのはより広く、より強くしなやかな動きが可能になります。

例えば天井を見上げる。

ただ何も考えずに見上げると当然地面は見えません。

ですがしっかりと目的意識を持ち、感情を使った動きでジュガを行うと地面の広い面積が見えてくる。

これは物理的に視野が広がるという意味もあるし、感覚的に地面をまるで見ているかのように正確に把握できるという意味もあります。

いずれにしても感情の力を使ってジュガを行うことで、何も考えずに体を動かすよりもずっと高い効果を得られるようになります。

ジュガをやるとき、その時自分の置かれている状況や場所、一緒にジュガを行う人によって感情や気持ちの優先順位は変わってきます。

そうした様々な環境の中、自分が持っている感情をうまく使って感情を利用したり、逆に抑える「感情の追求」をジュガではお伝えしています。

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